車はなくならなくても、今ある車から未来的な車への変化はあるかも知れません。
そんな未来的、エポックメイキングな技術はあるのでしょうか?

 

まさに、それこそが燃料電池車です。
2015年には、いよいよトヨタとホンダが市場に燃料電池車を投入する予定です。
燃料電池と聞くと、バッテリーのような電池だと誤解されますが、ちょっと違います。
燃料電池とは、水素を燃料として発電し、その電気で走る車です。
発電の際には水素しか消費せず、水しか排出しない非常にクリーンな車です。

 

ただし、まだ水素ステーションなどのインフラが整っておらず、
ガソリンスタンドのようにどこでも燃料を補給できるわけではありません。
トヨタもホンダも、燃料電池車を市販するのは本当は時期尚早だとわかっているでしょう。
しかし、今や世界でその名が知られるハイブリッド車プリウスが発売されたのは1997年
デビュー当時のプリウスは全然売れずに失敗作と酷評されました。
それが15年かけて世界で成功を手にしたのです。
そう考えると、燃料電池車も15年後の2030年くらいには世界中で走っているかもしれません。

 

新しい技術の普及には長い年月とノウハウの蓄積が必要です。
世界で流行りだしてから参入しても全然遅いのです。
そういう意味では、日本のメーカーにはぜひ挑戦を続けてもらいたいものですね。